
WOWOWで放送されている『ROME』(ローマ)の
第1シーズンが、今月で終了。
米・HBO局と英・BBCとの共同制作で、200億円もの制作費を
かけたという歴史ドラマです。
第1シーズンはカエサル(シーザー)が、紀元前49年にガリア全土を
ローマ属州にし、その勢力を恐れたポンイペウス(元老院最終勧告)がカエサルを
ガリア属州総督解任および本国召還し、これを発端に、
国に内乱が起きる。ポンペイウスはエジプトに逃亡するが、
エジプト側に殺される。その後、カエサルは終身独裁官に就任するが、
権力がカエサル一人に集まることを恐れたブルートゥス、
カシゥスらに暗殺され、その後継者に甥のオクタヴィアヌスがなり、
アントニウスと敵対、協力関係を経て、権力を手にするまでを描いている。
さすがHBO、「ザ・ソプラノズ」につぐ、男のロマンがテーマか
権力、陰謀、戦闘、策略につぐ策略、複雑な人間関係は男たちだけではなく、
女たちの戦いも含め、エロスもたっぷり、と、
しばしばえぐいシーンもありで、見どころがいっぱいの大人のドラマ。
歴史にチョー疎い私は、大変勉強になります。
「ブルータス、お前もか」という有名な言葉、シュークスピアの
「ジュリアス・シーザー」のセリフ。私は2005年に、Broadwayで、
デンゼル・ワシントンがブルータスを演じた、のを見ました。
これは、舞台を現代風に置き換えての演出で、衣装は迷彩服でした。
細かいことは、英語なんで、よくわかりません。
それで、ここ6年ほど、Broadwayのショーを見るようになって、
作品の背景を知らないとさっぱりわからず、特に宗教は
ライフスタイルに大きく関ってますから、さすがに学ぼうと、心がけては
おりますが、さっぱりです。
だいたい、ローマがカエサルの頃はキリスト教ではなく、多神崇拝で
あることが、ドラマの中で様々なシーンで見られます。カサエルも元々は
神官でしたし、それは昔の(今も)日本と同じで、
店をオープンするときや土地を購入したときのお祓い、
酒を酌み交わすときにバッカスに捧げたりと、生活と信仰が深い
関りをもっているのが、よくわかります。この頃は奴隷もいたので
その土地の信仰もあったでしょうから、かなり混濁とした感じだったのでしょう。
カエサルは、元老院のメンバーの妻の3分の1を寝取ったといわれて
ますし、アントニウスはカエサルの妹で、オクタヴィアヌスの母アティア
という愛人がいても男女の奴隷ともベッドを共にしてますし、
オクタヴィアヌスは、人妻を娶りますし、まさに
英雄色を好む、男のロマンを追及したドラマですね。
女性も奔放ですけど、日本よりもはるかに。
一方、このドラマには2人の兵士が歴史を見守る役として、登場。
上司に翻弄されつつ、家庭問題にも悩まされるという
サラリーマン的立場で共感を誘います。DVDになったら、是非
ご覧を。


